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体験型アート「楽しい」 「魔法の美術館」盛況 帯広美術館

光の粒の噴水を発生させる「Splash Display」を体験する札内中の生徒たち

 道立帯広美術館で開催されている体験型の展覧会「魔法の美術館」の来場者数が伸びている。6月30日の開幕から14日までで4880人に上り、週末は1日に700~800人が訪れる盛況ぶり。デジタル技術を駆使した体験型のアートが、子どもから大人までの注目を集めている。

 帯広美術館と同館振興会の主催。動く光の的にボールを当てると光の粒が高く舞い上がる「Splash Display」や、自らの動きが残像のように連なってスクリーンに浮かぶ「Traces」など12作品が並ぶ。全ての作品が体験型で、触ったり、動いたりすることで魅力を味わえ、楽しめる。

 美術館によると、開幕から家族連れを中心に好評を得ており、小・中学校の団体利用も多い。1日平均約400人が来場し、7月下旬には早くも1万人を達成する見込みだ。

 過去5年間の同館展示で最も来場者数が多かったのは、特別展「放浪の天才画家 山下清展」(2017年)の2万7874人。今回の出足はこれに迫る勢いで、同館は「この3連休や学校の夏休みを控え、足をより運んでもらえるのでは」と期待する。

 13日は幕別札内中の1年D組が美術の授業で訪れ、27人が楽しんだ。齊藤蒼依さん(13)は「不思議な体験ができて楽しかった。美術館は静かなイメージだったけど、みんなで一緒にアートを楽しめた」と話していた。午前9時半~午後5時(入場は午後4時半まで)。観覧料は一般800円、高・大学生500円。中学生以下無料。

17日には特典
 同館は17日の「北海道みんなの日(道みんの日)」に合わせ、同時開催のコレクション・ギャラリー「絵具の国-抽象表現の試み-」を無料にする。また、所蔵品のポストカードを先着200人、蛍光ペンを同100人にプレゼントする。(松田亜弓)

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