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帯広農業高校「あぐりす」 今季の営業開始

雨の中、初日からにぎわった「あぐりす」

 帯広農業高校(二木浩志校長)の敷地内にあるアンテナショップ「あぐりす」が18日、今季の営業を始めた。初日はあいにくの雨模様となったが、多くの市民が訪れた。

 毎年恒例で、生徒が手掛けた作物や加工品を販売している。価格が安く、楽しみにする市民も多い。この日も午後4時の開店前から行列ができ、卵はわずか10分ほどで完売。訪れた人たちは袋いっぱいに商品を買い求めた。

 孫が同校に通っているという綱島明美さん(76)は神戸から初めて来店。「ハムやジャム、パウンドケーキを買った。友人のお土産にもします」と話した。

 シイタケの原木やカラマツで作ったコースターを販売する森林科学科の石部詩織さん(1年)は「接客は緊張するが、いい勉強になる。お客さんがたくさん来てくれ、あぐりすの人気を実感している」と笑顔を見せた。

 今季の営業は10月まで月に2~4回。6月は1、15、22、29日。時間は午後4時から。(細谷敦生)

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