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上美生に「お店」復活 芽室の旧Aコープ

開店を待ちわびていた地域住民でにぎわう店内

生鮮や生活品求め列
 【芽室】3月で閉店したAコープめむろ上美生店の店舗を活用し、NPO法人上美生(山中智弘代表理事)が運営する新店舗「みんなのお店KAMIBI」が9日、オープンした。開店と同時に住民ら100人余りが来店し、地域の新たな拠点のスタートを祝った。

 新店舗の主な商品は山崎製パン(東京)から仕入れ「Yショップ」として営業。パンや弁当、菓子、ジュース、洗剤など1000種類の商品の他、魚や肉、野菜などは町内外の複数の企業から仕入れている。JAめむろの協力でガソリンスタンドも営業し、組勘決済もできる。営業時間は住民の声を反映し午前7時から午後7時までとした。

 オープニングセレモニーでは、山中代表が「文字通り地域の皆さんでつくっていくお店。利用しやすい店にしていきたい」とあいさつ。山中代表、佐野寿行町企画財政課長、宇野克彦JAめむろ専務、山崎製パン札幌工場の松下周一業態開発課長がテープカットした。

 新店舗を待ちわびていた住民が続々と来店し、野菜やパン、Yショップ限定商品の豆大福などを買い求め、レジ前には長い列ができた。上美生の粟野雪子さん(76)は「店が閉まってから不便で、年寄りには大変だった。本当にうれしい」と笑顔を見せ、太田広子さん(40)は「商品がすごい充実している。街中まで行って買い物をしてくると1時間はかかっていたのでありがたい」と喜んでいた。

 同NPOは店舗閉店による地域の衰退に危機感を持った住民有志が設立。NPOには8日までに開店準備資金として545万5000円の寄付金が集まった。
(澤村真理子)

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