平昌五輪女子IHの小野、近藤両選手が阿部町長に報告
【清水】平昌五輪女子アイスホッケー日本代表として健闘したフルタイムシステム御影グレッズ所属の小野粧子(36)、近藤真衣(25)の両選手が5日、町役場を訪れ、阿部一男町長に報告した。6位に入った五輪を振り返り、2人は「小さい頃から夢見た舞台だった。町代表としてチームメートが現地で応援してくれたことや、町内での応援が力になった」と感謝を口にした。
両選手はこの日、日本選手団の公式ブレザーを着用して訪問。全5試合に出場し、得点も決めるなど活躍した小野選手は「帰郷して声を掛けてくれる人が多くなり、競技の認知度も広がった。結果としてメダルは取れなかったが、日本の歴史が少しずつ動いていると感じる」とし、「日本は飛躍していく。自分も力になれるよう頑張りたい」と意欲を新たにした。
出場機会はなく、チームサポートに徹した近藤選手も「現状に満足することなく、次は氷上に立てるよう努力する」と話した。
阿部町長は日本代表の集合写真と全選手のサインが入った記念皿などをプレゼントされ、「五輪をきっかけにアイスホッケーが盛り上がっている。今までにも増して応援したい」と語り掛けた。
両選手は先週から御影グレッズの練習に合流し、10日には帰国後初の公式戦として第6回女子日本リーグ・ファイナルトーナメントの準決勝(帯広の森アイスアリーナ)に臨む。「次は日本一を目指したい」と口をそろえた。(小寺泰介)