IST2号機着々と ロケット組み立て進む
【大樹】インターステラテクノロジズ(本社大樹、IST、稲川貴大社長)の町浜大樹の実験場で、今春打ち上げを予定する観測ロケットMOMO2号機の組み立てが進んでいる。
実験場の施設内では、社員が毎日作業に当たる。燃料タンクや地元業者が塗装を担当した一部の外装が取り付けられ、ロケットらしい姿が見え始めた。今後は、電子機器などの設置も進める。
同社は昨年7月、高度100キロの宇宙空間を目指してMOMO1号機を打ち上げ、高度20キロ手前で機体が破損。姿勢制御装置や強度を改良した2号機の開発・製造を進めている。
開発を統括するプロジェクトマネジャーの金井竜一朗さん(30)は「前回よりも早い段階で、準備が進んでいる。部品やねじの一つ一つが成功を左右すると思って、作業を進めている」と話している。(眞尾敦)