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郵便局で月替わり写真展 芽室・上美生の粟野秀明さん

上美生郵便局で1年をかけて開かれる写真展。右から粟野さん、企画者の川端さん、額を手作りした薮木さん

住民交流のきっかけに
 【芽室】町上美生の農業粟野秀明さん(54)がミニ写真展「大地の力と天の恵み」を、上美生郵便局(大河内崇宏局長)で開いている。地域の人たちの交流のきっかけにしようと、上美生の川端勇一さん(67)が企画し、郵便局が協力した。12月まで毎月、季節に応じた作品に入れ替えて紹介する。

 上美生郵便局での作品展開催は初めて。一昨年の台風で崩落し、昨年12月に開通した上美生橋の復旧を祝い、「上美生橋復旧記念」の冠を付けた。

 粟野さんは20年ほど前にホームページを立ち上げ、自身が撮影した写真で農業を発信してきた。7年前に一眼レフを購入し、撮影技術を磨いている。被写体は一貫して上美生を中心とした農業風景。「(実際に農作業に携わる)僕しか撮れないアングルがある」と自負する。

 初回は真冬の風景を写した5点を展示。「雪も止(や)んで夜も明けて」は、夜中のビニールハウスの除雪作業の際に写した1枚で、美しい瑠璃色に染まった東の空をとらえた。「冬の山々の麓で」は、澄んだ青空と雪に覆われた山の麓の雪原を走るトラクターで、厳寒の十勝を伝えている。

 作品の額は、昨年12月に帯広市内で開いた粟野さんの初個展を見て感激した、同じ地域の薮木泰男さん(69)が手作りして寄贈。クルミやイタヤカエデなど町内の木々を材料としている。

 粟野さんは「ほとんどが上美生の風景なので地元の人たちに見てもらえれば」とPR。大河内局長は「地域のコミュニティースペースとして利用してもらえれば」と話している。開場は平日の午前9時~午後5時。(澤村真理子)


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