ワッフルの「こばやし」50年 芽室の人気菓子店 「アットホームなお店に」 先月改装
【芽室】ワッフルが人気商品の「こばやし菓子舗」(本通2ノ3)が、創業50周年を迎えた。50周年を記念して昨年12月には店舗を改装、イートインスペースも設けた。店長の小林喜美江さん(42)は半世紀の節目を迎え、「地元のお客さんはもちろん、遠方の方にとってもアットホームなお店にしていきたい」と話している。
創業者の小林■(章に夂に貢:贛)(こう)さん=故人=が現在地で始めた駄菓子屋を引き継ぎ、2代目の俊洋さん(故人)が帯広の菓子店での修業を経て1968年、洋菓子店として開店した。
俊洋さんは2000年に59歳の若さで死去し、現在は妻の淑子さん(66)が社長を務めている。3代目で工場長の真也さん(42)、真也さんの妻の喜美江さんと店を切り盛りする。ケーキ、クッキー、和菓子など100種類を超える商品を製造し販売している。
俊洋さんと淑子さんが考案したワッフル(1個160円、チーズは180円)は、町外からも引き合いがある人気商品。カスタードやストロベリーなど当初は数種類だったが、現在は15種類に増えた。喜美江さんは「『次はこんな味を出したら』と声を掛けてくれるお客さんもいます」と話す。
店舗の改装は今回が初めて。床や天井を張り替え、店内を明るくした。イートインスペースでは、購入したワッフルなどをその場で楽しむことができる。ワッフルの製造が見られる実演スペースは残している。
営業時間は午前9時半~午後7時(日曜は午後6時まで)。第3水曜定休。問い合わせは同店(0155・62・2738)へ。(澤村真理子)