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特産品ソバの収穫ピーク 新得

コンバインで次々と刈り取られていくソバ(25日午後2時半ごろ、新井拓海撮影)

 【新得】昨年は台風被害を受けた新得町で、特産のソバの刈り入れが最盛期を迎えている。25日は新得物産サホロ農園(清水輝男社長)の畑でも作業が始まり、白い花や緑色の葉が付いたまま、大型コンバインが次々と刈り取っていった。

 同社は北新得と上佐幌など3カ所に自社の畑があり、今年は88ヘクタールに作付けした。ボタンとレラノカオリ、キタワセ、ダッタンの4品種で、5月15日の種まき後は好天に恵まれた。同社は「生育もよく大粒で、味、香りともに期待できる」という。

 この日は午後2時ごろから、上佐幌の畑でレラノカオリの収穫が行われ、大型コンバイン2台が畑を往復した。刈り取られた実がトラックの荷台に移されると、豊作を告げる乾いた音が周囲に響いていた。昨年は台風の影響で、収量は例年の半分程度の45トンにとどまったが、今年は2倍以上の90トンほどを見込んでいる。作業は約1カ月間続く見通し。

 9月16日からは、同社のレストラン「新得そばの館」で新そばを提供する予定。10月1日には道内外の大手スーパーでも、新そばの乾麺を一斉に販売する。9月24日は、町内で第16回しんとく新そば祭りが開かれる。(小寺泰介)

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