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弁当宅配 17日スタート 10日予約開始 十勝ガーデンズホテル

ネット注文の受け付けは「帯広のホテルで初めてでは」と話す後藤社長と石川遵飲食課支配人(左から)

 ホテル十勝屋(帯広、後藤健二社長)が経営する市内中心部の十勝ガーデンズホテル(西2南11)は、新たに弁当宅配サービス事業に本格参入する。ホテルのブランド力を生かし、中食(調理済み食品を自宅で食べること)市場の取り込みを図るのが狙い。十勝食材を中心に、用途に合わせた多種類の弁当などをインターネットでも注文できる。10日から予約を受け付け、17日に事業をスタートさせる。

 「旬彩お届け弁当・けやき~欅」の名称で展開する。弁当や箱詰め会席、オードブルなど38種を用意。竹田誠料理長が監修して、十勝産食材中心のメニュー構成とした。弁当は1000円から用意。慶事や法事、会議、記念日などの需要を想定している。

 注文は電話(0800・800・9005)やファクス(0155・21・0500)も可能だが、インターネット(https://obihiro-bentou.com)でも対応する。注文は十勝管内全域からできるが、5000円以上の注文で市内中心区域、1万円以上で市内と音更、幕別の一部など、購入金額によって配達対応可能なエリアが変わる。

 同ホテルは1996年に開設した。過去、オードブルなどの提供はクリスマスなど期間限定で実施しており、「一定の注文数が取れていた」と後藤社長。20周年を迎えた昨年度から「ホテルのスキルを生かした、柱になる新事業を」と準備を進めてきた。

 初年度の売り上げ目標は5000万円、顧客契約数500件以上。後藤社長は「ホテル業界を取り巻く環境は厳しく、中心部で地場資本で運営するホテルも少なくなった。会社として中食・外食部門の事業強化を進めており、3年後には年商1億円、5年後は十勝で宅配業界のシェア26%獲得を目指す」と話している。(佐藤いづみ)

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