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開会式に舞踊で参加 帯広カムイトウウポポ保存会

本番に向けて演舞を練習する参加者たち

アイヌ文化発信へ
 【札幌】2月に札幌と帯広で開かれる冬季アジア札幌大会の開会式(2月19日、札幌ドーム)で、帯広カムイトウウポポ保存会(酒井奈々子会長)のメンバーらが「ウエルカムパフォーマンス」としてアイヌ舞踊を披露する。

 14日に札幌市内で初の全体練習が行われ、道内各地の出演者たちとともに本番に向けて動きなどを確認した。

 全体練習に参加したのは、同保存会の酒井会長、安東春江副会長らメンバー6人。

 この日は開会式に出演する同保存会を含む全道各地の約60人が集まった。

 同保存会は「エムシリムセ」(剣の舞)などを披露する予定。練習では受け継ぐ踊りを基本に、「エムシリムセ」など当日演舞予定の演目を披露時間に合わせて練習していた。

 歌い手として練習に立ち会った酒井会長は「初めての全体練習にしてはすごく出来が良くてうれしい。この勢いを本番にぶつけてほしい」と手応えを感じた様子だった。

 アジア各国から選手が集まる大舞台でのパフォーマンスに、北海道アイヌ協会の加藤忠理事長は「世界に向けてアイヌ文化を発信する大きな舞台。こうした機会を通して“他者を理解する”大切さを学ぶきっかけになれば」と期待していた。(浅利圭一郎)

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