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米国発祥ブラックフライデー 大型セール 十勝でも

ブラックフライデーの買い得品目当てに来店客も増加(24日午前10時半すぎ、イオン帯広店)

 米国発祥の11月の大型セール「ブラックフライデー」が、十勝管内の小売店でも広がりを見せている。今年はスタート日を前倒しした店舗が多い。割引品を中心に好調な売れ行きで、客足の増加にもつながっている。

 イトーヨーカドー帯広店では初めて「ブラックフライデーウイーク」を22日から始めた。26日まで全国の店舗で実施されており、食品や衣料品などの買い得品を幅広くそろえたほか、24日までは100人に1人、買い上げ合計から半額キャッシュバックされる企画なども展開している。

 同店は「例年この時期は、帯広独自に周年記念イベントを実施し、今年も紅白まんじゅうプレゼントや十勝のパンフェアなどを展開。その相乗効果もあり、前年比13%増と大きく来店数が伸びた」(小笠原廣治販売促進部長)とする。

 イオンでも各店で昨年からブラックフライデーセールを実施。今年は1日前倒しし、23日からスタートさせた。衣料半額コーナーや婦人・紳士肌着3割引き、日替わり特価品に加え、今回は食料品のセールを増やした。帯広店の竹内仁哉店長は「初日の客数は前年の1・2倍。靴やおもちゃなどがよく売れた。きょう(24日)も、開店直後から人の入りが多い」とし、「11月は今まで大きなセールがなかったので年末商戦に弾みがつく」と話す。

 おもちゃのトイザらスは4年目の今年は1日前倒しして23日から全店舗とオンラインでスタートさせた。帯広音更店を含め、最大90%引き商品を用意したが、初日で完売。同社広報は「23日のオープン時は70人も並んだ。クリスマス商戦に弾みをつける狙いで始めており、徐々に企画が定着している」と手応えを語る。

 ブラックフライデーは米国で毎年11月第4木曜日の「感謝祭」の翌日を指し、年末商戦初日、最大の山場となる日と位置づけられている。(佐藤いづみ)

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