芽室で「300えん居酒屋」人気 手料理とおしゃべりで住民交流
【芽室】4月にオープンした西地区コミュニティセンターを管理する6町内会の町民が「300えん居酒屋」と銘打った企画で親睦を深めている。参加者は300円の参加費と好きな飲み物を持ち寄り、手料理とおしゃべりで居酒屋気分を楽しんでいる。
新しい西コミセンは、旧西コミセンと解体した緑町生活館を統合。これまで別の施設を利用していた町内会が一つの施設を管理することになり、利用者同士の交流を深めようと、睦町町内会の西尾一則さん(69)=町議=が「居酒屋」を企画した。
年金支給日に合わせて2カ月に1度のペースで開催。3回目の19日には6町内会の会員が参加し、調理室では小関トクさん(79)、早坂順子さん(71)、須貝昌子さん(68)、西尾洋美さん(62)らが焼きそばや厚焼き卵、カボチャの煮物などを手作り。調理を手伝った及川日出子さん(78)は「料理を作るのが好き。いろいろな味付けを覚えるので積極的に参加しています」と話していた。
参加者は出来たての料理を持参した缶ビールやワイン、お茶などとともに味わい、おしゃべりやカラオケ、花札を楽しんでいた。
この日初めて参加した高橋以美子さん(83)は「お友達が増えるかなと思って参加しました。本当においしくて、これで300円は安い」と笑顔だった。(澤村真理子)