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そば打ち 難関に挑む

審査員の厳しいチェックを受けながら、真剣な表情でそばを打つ参加者(24日午前10時半ごろ、新得町民体育館、金野和彦撮影)

博覧会中止も92人参加 新得で四段審査認定会
 【新得】そば打ちの技術を試す「素人そば打ち四段位技能審査新得認定会」(一般社団法人全麺協主催)が24日、町体育館で始まった。台風10号による大雨被害の影響で中止になった「第22回日本そば博覧会(そば博)in十勝新得町」(19~25日)の関連イベントだが、町などの熱意で認定会のみは実施されることになった。全国から参加したそば打ち愛好家らが、日ごろの鍛錬の成果を披露している。

 同認定会は、そば文化の普及などに取り組む全麺協の段位認定制度に基づき実施。そば打ち愛好家らの技術向上、手打ちそばの普及などを目的に全国各地で開かれている。四段位は最高位に次ぐ難関で、新得での同段位認定会は初めて。

 25日との2日間の日程で道内や大阪、東北などから92人がエントリー。初日は午前9時20分から開会式が行われ、主管団体・全十勝手打ち蕎麦(そば)推進協議会の折笠政弘代表が「苦しい中にも記念の大会になった。優しい気持ちで、おいしいそばを打とう」とあいさつ。

 来賓を代表し、地元新得の田中秀嗣副町長が歓迎の言葉を述べた。多くのそば愛好家らが見守る中、参加者は真剣な表情で段位取得に挑戦した。

 制限時間40分で「水回し」「こね」「のし」「切り」の技術や、衛生面、打つ姿勢などが厳正に審査された。管内から唯一挑戦した音更蕎麦研究会の中和幸さん(58)=帯広=は「地元で出場できる感謝の気持ちを持って頑張りたい」と話した。(小寺泰介)

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