神社橋が開通 徹夜で応急措置 新得
【新得】大雨で一部が崩落して通行止めになっていた新得町市街地の神社橋が2日午前、応急的に開通した。町の応援要請を受けた宮坂建設工業(帯広)が1日夕から夜を徹して、午前6時半まで作業員3人で作業を進め、地元の水道業者も加わった。
町内から砂利を運び、橋のたもとの崩れた部分に敷いて、ローラーでならし、付近に土のうを積み上げた。片側通行だが車両の通行も可能で、午前10時半から車や人の往来が始まった。
30日夜から新得小に避難していた神社町内会(23戸)の丹羽鶴松会長(78)は久々に自宅に戻って安堵(あんど)の表情を浮かべたが、「こんな事態になるとは。生活が完全に戻るまではまだ時間がかかりそう」と不安も語っていた。(小縣大輝)
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