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帯工高はダブル受賞 写真甲子園

賞状や副賞を手に充実感をのぞかせる渡辺さん、早坂さん、青木さん(左から)

「納得のいく作品」渡辺さん早坂さん青木さん
 上川管内東川町で開催された「写真甲子園2016」(7月24~27日)で、初出場の帯広工業高校が優秀賞と「町民が選ぶ特別賞」を受賞した。出場した3人は「町の魅力や人の温かさに触れた3日間だった。納得のいく作品を撮れた」と充実感たっぷりに振り返った。

 渡辺詩乃さん、早坂美紅さん、青木さくらさんの3年生のチームが出場し、その日ごとのテーマに沿った組み写真(8枚)を制作。3日間の総合点数で順位が決まり、優勝と準優勝に次ぐ優秀賞は5校が選ばれた。

 写真は地域に暮らす人々の生活を、視点を凝らして表現した。「ふれあい」がテーマの最終日は、初日にホームステイした家族の写真を中心にし、早坂さんは「人が温かく、良い写真が撮れた」と振り返る。

 目標とした「町民が選ぶ特別賞」受賞を達成し、3人は「撮影は伸び伸びと楽しめた。選ぶ作業は苦労したが、最後まで突きつめた結果、良い作品ができた」と笑顔を見せる。

 審査員からは「時間の流れがよく伝わる」など高評価を受けた。顧問の大西益巳教諭は「2、3日目と生徒も調子が良くなっていた。大会を通じて成長したと思う」とたたえる。

 大会は過去最多の全国527校から応募があり、本戦には道内2校を含む19校が出場した。(松田亜弓)

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