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幕別・MTB山本選手監修コース リオに負けない力走

山本選手監修のコースを快走する出場者。コースには山本選手の看板もある(17日午前10時ごろ、新井拓海撮影)

初のレース
 【幕別】町出身でリオデジャネイロオリンピックに出場するマウンテンバイク(MTB)の山本幸平選手が監修した、町明野ヶ丘公園内のMTBコースで17日、初の大会「ピラ・リ カップ」が開かれた。幼児から上級者まで全道の約90人が風を切って快走した。

 同コースは山本選手の意見を反映させ、同選手の幼少期からの指導者佐藤穣さん(音更)の協力で昨年完成。今年、山本選手の要望を受け、400メートルから倍の800メートルに増設された。

 公園内の自然の地形を生かしながら、山や凹凸、バンク(角度)のあるコーナー、石畳、丸太など障害物も設置。大会ではスキー場の斜面も加えた1周約3キロの特設コースが使われた。

 自転車愛好家による非営利運営団体「ドゥライド」が主催。年齢や階級ごとにコースを1~6周するクロスカントリーと、60分耐久レース(ソロとチーム戦)で競った。女性の部で優勝した帯広の対馬磨弥さん(44)は「昨日の試走で丸太で何度も転んで練習したので、今日は転ばなかった。すごくうれしい」と息を切らしながら喜んだ。(眞尾敦)

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