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幕別町MTBコース増設へ 山本幸平選手監修

今年度、倍の800メートルに増設される山本選手監修の明野ヶ丘公園内ミニコース

 【幕別】町は今年度、町出身のオリンピック出場経験者でマウンテンバイク(MTB)の山本幸平選手(30)監修の、町明野ヶ丘公園内「MTBミニコース」を増設する。現在の1周400メートルから倍の800メートルに拡大。7月17日には拡張したコースを使って、札幌の民間団体が、同コースでは初の大会も開催する。

 山本選手(TREK FACTORY)=国際自然環境アウトドア専門学校、帯農高、札内東中、札内北小出=は北京、ロンドン五輪に出場。今年8月のリオデジャネイロ五輪への出場も確実にしている。

 同コースは昨年完成。現地を訪れた山本選手の意見を反映させ、同選手の幼少期からの指導者の佐藤穣さん(音更)が協力して設計した。

山本幸平選手

 今年1月に山本選手が飯田晴義町長を訪問した際、「子どもたちが走れる環境を少しずつつくっていってもらえれば」と要望。より本格的なコースとするため、町は増設を決めた。

 現コースに隣接し、使われていないモトクロスコースと、自然の地形を生かして整備する。月内にも着工し、大会前の7月には完成させる。材料費は50万円ほどで、整備費用は公園の維持管理費から賄う。

 町は「子どもたちに興味を持ってもらえれば。よく使われるようであれば将来はさらにコースを拡大したい」(土木課)とする。町は昨年に続き9月に同コースで子ども向け体験教室を開く予定で、「山本選手を招きたい」(同)とする。

 7月17日の大会「ピラ・リ カップ」は、士幌や町忠類でも大会を開いている非営利運営団体「ドゥライド」が主催。800メートルのコースに公園内や明野ヶ丘スキー場敷地を合わせた1周約3キロの特設コースを設け、クロスカントリー(XC)と60分耐久レース(ソロと1チーム最大3人のチーム)が行われる。

 XCは直線30メートルのコースを使う幼児からコース1~2周の小学生、最大7周の上級者などさまざまなクラスがある。参加料金はXC1人5000円、60分耐久は1人2500円だが、町民は半額(XCは高校生以下無料)。参加申し込み・問い合わせは同団体のホームページへ。(眞尾敦)

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