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早乙女姿で豊作祈願 幕別・途別小で田植え

田んぼに苗を植える児童(23日午前11時ごろ、途別小学校で。金野和彦撮影)

 【幕別】途別小学校(清水弘校長、児童21人)で23日、地域の伝統を受け継ぐ田植えが行われた。全校児童がすげがさに絣(かすり)の着物の「早乙女姿」で、豊作を祈り、苗を1本ずつ手で植えた。

 途別は1900年、晩成社の依田勉三らが管内で最初に稲を作った地域。米余りから86年に水田がなくなって以降、同校は学校田で稲の栽培を続け、今年で30年目を迎えた。

 児童はグラウンド横の約70平方メートルの水田に入り、泥んこになりながら田植えに挑戦。稲作経験者の多い途別長寿会(高橋和栄会長)の会員の教えを受けながら、「コロ」と呼ばれる昔ながらの道具で付けた目印に沿い、もち米の苗を植えていった。

 松本日向さん(1年)は虫に刺されるなど悪戦苦闘しながらも、「大変だったけど楽しかった」と笑顔。同長寿会の高橋会長(76)は「昔を思い出して懐かしい。今年も豊作になってくれれば」と話した。

 近年は気温上昇も手伝って収穫量は上々。児童は生育を観察しながら9月には収穫。地域の人と餅つきをして味わう。(眞尾敦)

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