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10年目力強く出走 ばんえい初日、ファン歓声

声援を受け、初日から白熱のレースを展開したばんえい十勝(22日午後2時40分ごろ、金野和彦撮影)

 2016年度のばんえい十勝(帯広市主催)が22日、開幕した。市単独開催となって10年目。帯広競馬場には初日から多くのファンが訪れ、節目のシーズンのばん馬の雄姿に歓声を送った。

 この日の帯広は青空が広がり、開門の午後1時半前には多くの来場者が列をつくった。入場門では騎手や着ぐるみのリッキーが来場者を出迎え、ばんばパンなども配布された。

 第1レース(午後2時40分出走)に先立ち、主催者を代表して米沢則寿市長がコース前広場で、騎手や調教師ら関係者参列の上で開幕のあいさつ。「全国のファンのサポートと関係者の協力で、10年目を迎えられた。ばんえいの素晴らしさを広く知ってもらい、将来にわたり続けていけるようにしたい」と述べた。

 市内の看護師川瀬まなみさん(36)は息子の白虎(はくと)君(帯広啓西小1年)と来場し、第1レースを観戦。「子どもが保育所時代にリッキーと触れ合うなどなじみ深い」と話した。中札内村の船戸勝さん(77)は「単独開催当初は大変だったと聞くが、今や十勝を代表する観光名物になった。ばんえいが残って良かった」と期待を込めた。

 この日の馬券発売額は前年初日比62・8%増の1億1701万2800円、入場者数は同777人減の1140人だった。佐藤徹也市ばんえい振興室長は「いいスタートが切れた。また1年、頑張りたい」と話した。

 初回開催は25日まで。次回の開催は30日から5月2日までで、同1日は今年度最初の重賞競走「ばんえい十勝オッズパーク杯」が行われる予定。(大木祐介)

熊本被災地支援、騎手ら募金活動
 帯広競馬場ではこの日、熊本地震被災地支援のための募金活動が始まり、入場門で騎手たちが募金を呼び掛けた。

 また、競馬場内の1階インフォメーションや総合案内所、3階プレミアムラウンジなど場内5カ所に募金箱が設置された。


◆ばんえい競馬について
ばんえい十勝(PC版)-公式ホームページ
ばんえい十勝(SP版)-公式ホームページ
ばんえい十勝劇場-WEB TOKACHI

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