シールで飲酒運転撲滅 十勝ビクトリー、日ハム後援会が製作
球団公認の「北海道日本ハムファイターズ十勝ビクトリー後援会」(松本健春会長、会員30人)は帯広警察署と協力し、飲酒運転撲滅に向けた啓発用シールを300枚製作した。日本ハムの公式戦がある7月20日、会場となる帯広の森野球場で配布し、交通安全運動を行う予定。
同会の地域貢献活動の一環。日本ハム球団によると、現在、道内を中心に89団体ある後援会で、飲酒運転撲滅シールの作製は初めてという。
シールは赤色の目立つ背景に「飲酒運転撲滅!!」と大きく記されている。会員らが車や家の玄関口などに貼り、酔客にハンドルを握らないようアピールする。
5日に市内で開かれた総会でお披露目され、松本会長は「野球の応援に来た人の心に『飲むのを止めよう』という気持ちが残ってくれれば」と期待。同球団コミュニティグループの荒井昭吾グループ長は「地域が課題解決のために動いてくれるのはありがたい。活動の輪が広がるよう、球団としても支援していきたい」と話す。
同署管内の飲酒運転の逮捕・検挙数は今年に入り、既に12件(昨年1年間で17件)に上り、前年を大きく上回るペース。蔵田修治交通第1課長は「幸い大きな事故はないが、一歩間違えれば昨年、砂川市で起きたような死傷事故につながりかねない」と指摘する。
(高津祐也)