高橋知事「作業検証する」 清水の養鶏場視察
鳥インフル
【清水】町内の養鶏場で採卵鶏が高病原性鳥インフルエンザに感染した問題で、高橋はるみ知事は22日午前、現地を訪れた。養鶏場を視察し、殺処分や埋却などに従事した自衛隊員や自治体職員らを激励した。高橋知事は今後、一連の作業を検証する考えを示した。
清水町の高薄渡町長と面談した高橋知事は、家きんが高病原性に感染したのは道内初だったため、初動態勢などに遅れがあったと反省。その上で「技術面や体制を含め、一連の作業を検証する。あってはならないが、次回感染が発生した場合の対処に反映させたい」と話した。
また、感染拡大を防ぐため防疫措置の徹底や、感染が発生した養鶏場の再開に向けた資金面などの支援を行うと説明。鶏肉や鶏卵の風評被害対策にも取り組むと強調した。(池谷智仁)