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人工雪しんしんと ぬかびらスキー場

人工雪の散布が始まったぬかびら源泉郷スキー場(16日午後9時15分ごろ、折原徹也撮影)

 【上士幌】本格的なスキーシーズンの到来を前に、ぬかびら源泉郷スキー場(石田稔弓総支配人)で16日、人工雪の散布が始まった。

 2人のスタッフが夜通しで5台の降雪機を稼働。幅が最も広く国際スキー連盟の公認コースでもある「ワイドコース」から始め、順次全6コースを整備する。

 この日は気温が低くなった夕方ごろから作業を開始。前日より約5度低い氷点下5・7度(午後9時現在)と冷え込む中、スタッフが気象状況や風向きを確認しながら調整。降雪機から勢いよく飛び出した粒子状の水が空気中で凍り、雪となって空に舞い幻想的な雰囲気を演出した。

 今後、オープンまで降雪機による散布を続ける。同スキー場の武田昇生さんは「これから気温が低い日が続けば順調に雪をまくことができる。風向きなどを見ながら臨機応変に対応したい」と話していた。一般向けのオープンは12月23日を予定している。(川野遼介)

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