日ハム「力くれた」 日本一に十勝も歓喜
プロ野球日本シリーズ第6戦で北海道日本ハムファイターズが10年ぶり3度目の優勝を決めた29日夜、、十勝管内各地でもファンが喜びに沸いた。
帯広市内では帯広後援会(新保祐二会長)の17人がユニホーム姿で居酒屋に集まって応援。写真パネルやうちわ、旗などを飾りエールを送った。広島の最後のバッターを打ち取った瞬間、クラッカーを鳴らして日本一を祝った。
新保会長(40)は「道民550万人の力が結集されたシリーズ。最高です」と声を弾ませた。士幌町の川口太一さん(54)は、札幌ドームの第3~5戦に足を運び、撮影した写真2万4000枚から選んだ50枚で3枚のパネルを作成。「選手たちの喜びや悲しみの表情がドラマ性を表している」と満足していた。今夏からファンになった市内の杉本千咲さん(24)は「日ハム最高。ファンになってみんなで応援できて楽しい」と喜びを爆発させた。
杉谷拳士、淺間大基両選手が応援大使を務める清水町でも喜びの声が上がった。高薄渡町長はファイターズの戦いを励みに、住民とともに復興へ向けて頑張りたい」、清水後援会の大野春雄会長(77)は「栗山監督がシーズン始めに、『夢は正夢』と色紙に書いてくれた言葉が本当になった。諦めないことの大切さを教えてくれた」と話した。
大谷翔平、市川友也両選手が応援大使の幕別町の飯田晴義町長は「栗山采配に感動した。市川捕手は送りバントや厳しい内角攻めなどで、大谷投手とともに勝利に貢献してくれた」と感激。幕別後援会の笠谷直樹会長(68)は「発足1年目で優勝を味わえてうれしい。CSの最終戦で大谷、市川のバッテリーで決まったのが最高だった」と喜んだ。(藤島諒司、小寺泰介、眞尾敦)