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歩行者 自転車縁石で「区切り」 通学混雑受け初整備

自転車と歩行者を分ける縁石が設置された国道38号の歩道(帯廣神社前で。新井拓海撮影)

 帯広開発建設部は、帯広市大通北1から同市東6南4までの国道38号で、縁石で歩道を区切って歩行者と自転車の通路を分けた「自転車歩行者道」を整備している。近くにある高校と小学校の通学路が重なる場所で、子どもたちが安全に登下校できる環境づくりを目指した。中間にある鎮橋を除いて年内の完成を予定。自転車と歩行者の通路を縁石で分ける形の歩道整備は管内では初めてとなる。

 整備している区間は同国道の両側でそれぞれ約900メートル。既存の歩道を5・5メートルに広げ、ほぼ真ん中に高さ15~20センチの縁石を付けた。車道側を自転車専用、沿道側を歩行者専用とし、それぞれ色付き舗装をする。

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 同区間は近くの帯広柏葉高校と帯広東小学校の通学路が重なる。自転車は車両として扱われて車道を通るのが原則だが、この場所は歩道も通行可能で、朝の通学時間などでは自転車と歩行者が行き交う。市や帯広署などが4年前に行った緊急点検で事故危険区間とされていた。

 縁石は沿道の店舗や車庫の前は低いものを使い、夜道はライトで照らされる反射材やポールを付ける。ただ、これまでに比べて通路が狭くなるとの声もあるため、同高校で説明会を予定している。帯開建は「全国的に自転車と歩行者の事故が増え、死者も出ている。自転車歩行者道は事故を未然に防ぐために整備している」としている。(安田義教)

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