ぬかびら源泉郷「郵便局で『いい湯だな』 自慢の手湯」 まちマイ上士幌編
裸にならなくても、ぬかびら源泉郷の湯を体感できる場所がある。ぬかびら源泉郷郵便局(渥美岳哉局長)だ。入り口前にある「手湯」は紛れもなく、湯を循環させない「源泉かけ流し」。渥美局長は「手湯のある郵便局は北海道内でもここだけ、全国的にも珍しいんです」と胸を張る。
手湯は2010年9月に開設した。「地域貢献のために何かできないか考えた。わざわざ郵便局の中まで来て『いいお湯ですね』と声を掛けてくれるお客さんも。手湯をきっかけに郵便局に立ち寄ってもらえれば。まさに温泉地ならではの地域と郵便局をつなぐ懸け橋です」と渥美局長。
自らメンテナンスを行う。ブラシで掃除し、こまめにおけも取り替える。「自分の子供のよう。ここで湯を体感した後、本当の温泉にも入ってみて」。温泉街そのものの宣伝も忘れない。(千喜良大輔)
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