ナシオさん、OCTV出演 22日放送
FM-JAGAの番組に10月限定で出演しているミュージシャンでモデルのNACIO(ナシオ)さんが19日、OCTVの番組収録に臨んだ。故郷の米国・ニューヨーク(NY)や音楽への愛、十勝の印象など、多岐にわたる話題について笑顔を交えて熱心に語った。
ナシオさんは、さんご色の鮮やかなジャケットにハイウエストジーンズでスタジオ入り。FM-JAGAのチーフディレクター栗谷昌宏さん、帯広市在住でNYに留学経験のあるDJ、gak(ガク)さんと軽快なトークを繰り広げた。
最初にNYのブロンクス出身で、キューバとプエルトリコのハーフであることを自己紹介。音楽について「家に帰るとまず聴いてリラックスする」と生活に欠かせないものとしてとらえ、「日本語はよく分からないけれど、音楽は感じるもの。ロックでもポップスでも音が良ければ何でも好き」と話した。
栗谷さんから日本の音楽について問われると「今はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通じ、さまざまな音楽を聴くことができる。ただ日本の音楽に接触することは少ない。あまり海外にはプッシュしていないのかも」と感想を述べ、gakさんは「日本の音楽は『輸入』が主体で、独自にアレンジしている。デトロイトのモータウンレコードのような地域特性が大切では」と語った。
ナシオさんは、gakさんの「音楽は系譜をたどって聴く」という意見に同意し、「古い音楽から学び、新しいものを知ることは素晴らしい」と、アリシア・キーズなどのアーティストの名前を挙げた。「音楽に関する情報源はラジオ」との発言には、栗谷さんが思わず拍手して喜んだ。
NYの魅力は「一言では語り尽くせないが、上手に付き合えばとてもエキサイティングな街。何かをやりたい人にとっては、いろいろな人が応援してくれる場所でもある」と熱弁。それでも「十勝は自然が素晴らしい。いろんな人と出会う経験も新鮮。もう少し滞在したい」と話し、「私を街で見かけたら気軽に声を掛けてほしい」と笑みを浮かべた。
今回収録したOCTVの番組は、22日午後3時半からコミチャン(11チャンネル)で放送する(23~25日に再放送)。FM-JAGAでは、ナシオさんは水・木曜の午後10時~午前0時の番組と、金曜午前10時からのコーナーに出演している。(松村智裕)