ハロウィーンでおもてなし カボチャ風呂や遊覧船も
「ハロウィーン」を活用したおもてなしが、十勝の観光スポットでも広がりを見せている。温泉ホテルや遊覧船などでは10月限定のハロウィーン仕様のサービスが登場。「カボチャ風呂」などユニークな企画で秋の行楽客を迎えている。
(高津祐也、菅生佳孝、関根弘貴)
温泉にプカプカ
音更町の十勝川温泉第一ホテルは昨年に引き続き、浴槽にハロウィーンカボチャを浮かべた「カボチャ風呂」(11月8日まで)を展開。北海道遺産のモール温泉とのコラボレーションで、ハロウィーン気分を盛り上げている。
ハロウィーン露天風呂付き客室プラン(1泊2食付き、1人1万3851円から)を予約をした人へのサービス。同温泉街のイベント「オータムフェスタin十勝川」に合わせて10日に始まった。浴室内に、手のひらサイズの観賞用カボチャ(黄色ほか)8個をセット。同ホテルは「実りの秋ならではの雰囲気を楽しんで」としている。
満天の星と共演
鹿追町の然別湖では11月3日まで、初の試みとしてハロウィーンの飾りを施した特別仕様の遊覧船を運航中。期間中、帽子やマントなどハロウィーンの衣装で行くと、乗船料が半額になる。ナイトクルーズでは満天の星と、カボチャをくり抜いたイルミネーションの共演が楽しめる。
「試行錯誤の段階。仮装パーティーやお菓子の提供など何ができるか考え、来年以降も取り組みたい」と然別湖畔温泉ホテル風水の井上貴生営業部長。遊覧船は午前6時から日没まで1時間ごとに運航。ナイトクルーズは好天時のみ。
庭園でお出迎え
管内の各ガーデンもハロウィーン仕様に。帯広市内の紫竹ガーデン(美栄町西4線)のピクニックエリアでは、園内で栽培した種類豊富なカボチャがお出迎え。「実り豊かな庭づくりを」(隈本和葉専務)とズッキーニやケールなども並ぶ。レストランではカボチャを使ったスープ(380円)など限定メニューもあり、「大人も子供も、ゆっくりと雰囲気を味わってほしい」(同)としている。
この他、市内の「北の屋台」(西1南10)でも観賞用カボチャが飾られている。