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歯科衛生士科新設へ 帯広コア専門学校

 帯広コア専門学校(菅野誠校長)は2017年度に「歯科衛生士科(仮称)」を新設する方針を固めた。歯科衛生士を養成する専門学校は十勝初で、道東では北見に次いで2校目。開設資金の一部と講師派遣などの人材面は十勝歯科医師会(小林靖会長)が支援する。

 歯科衛生士科は3年制で、定員30人を予定。国家試験合格に向けて、同医師会と連携して知識の習得や実習を行う。また、姉妹校で08年に開校した歯科衛生士養成の都城デンタルコアカレッジ(宮崎県)のノウハウを活用。同校の介護福祉科と連携して高齢者に対する歯科医療に力を入れるなど、同校の強みを生かしたカリキュラムで学生を育成していく方針だ。

 同校を運営する帯広コア学園(神山恵美子理事長)は、地元のニーズが高い医療関係学科の新設に向けて、検討を進めていた。その中で慢性的な人材不足が深刻で、養成学校も札幌に集中している歯科衛生士に着目。帯広・十勝の歯科現場からも「高齢化による訪問診療の増加もあり、衛生士の力が一層必要」と同科の設置を望む声が上がっていた。

 十勝歯科医師会は、新学科開設費用の約5%に当たる1600万円程度を、正会員からの寄付で準備している。講師派遣はカリキュラムが決まり次第、検討する予定。小林会長は「コアと歯科医師会が連携して人材を育成し、十勝に暮らす人々の安心につなげたい」と話している。
 新学科のための校舎は、同校敷地内のテニスコートに建てる。

 同校は1986年に帯広コンピュータ専門学校として開校。07年に現校名の帯広コア専門学校に。現在は介護福祉科、観光ホスピタリティ科、医療ビジネス科、高度情報システム科、情報ビジネス科の5学科を置いている。(松田亜弓)


◆帯広コア専門学校について
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