全道高体連 バスケット 帯南商、決勝リーグ進出逃す 函大柏稜に46−82 十勝勢すべて敗退
(24、25日・深川市総合体育館ほか)
十勝勢男女で唯一準々決勝(ブロック代表戦)に進んだ女子の帯南商は25日午前に函大柏稜と対戦、十勝出身の境藤昌江(2年・音更中出)、小山田舞(2年・同)を含む函大柏稜の高さに苦しめられ46−82で敗れた。十勝勢は3年連続決勝リーグ進出を逃した。
24日は予選トーナメント3回戦までを行い、男子の帯三条は初戦の恵庭南に序盤こそ互角の戦いを見せたが、第2クオーターから大きく突き放され、終盤追い上げたものの73−103で敗退。白樺学園と帯工はともに初戦勝利を飾ったが、3回戦で白樺学園は大麻に、帯工は東海大四とそれぞれ優勝候補に大差を付けられて敗れた。女子は帯南商が初戦の旭川商、2回戦の札幌南と苦しいゲームを強いられながらも競り合って勝利。帯柏葉は岩見沢東には快勝したが、2回戦の芦別には競り負けた。
新チームの成長を願う
○…男子の白樺学園の3年生は大関聡一主将と藪中祥雄の2人だけだったが、大関が支部予選決勝で右足を大けがをし、出場は藪中だけ。スタートから1年生を使わざるをえない厳しい状況で、高さとスピードに抜きんでた大麻の3年生に思うようにプレーされてしまった。
大関、藪中とも昨年までは強力な先輩がそろい、プレーヤーが固定されていたために活躍の場に恵まれなかったが、今年ようやくチャンスが巡ってきた。藪中は1、2年生の気持ちを引き上げようと果敢にドライブを仕掛けるなどファイトあふれるプレーを展開した。第4クオーターは連続ゴールを決めるなど終盤を盛り上げた。「大麻の強さに圧倒されたが、最後に意地も見せることができた」と充実した表情。
大関は「最後の大会だったのでコートに立って、チームに貢献したかった」という無念の気持ちを押し殺してベンチで後輩たちに声援を送り続けた。「1、2年生は経験が少ない中、よく頑張った」と新チームが大きく成長してくれることを願っていた。