開拓村の小林専務、道の駅フェアで長崎の思い詰まった佐世保バーガー提供 中札内
【中札内】中札内村の焼き肉店「開拓村」(元大正180、小林利光社長)の専務で、元海上自衛隊員の小林勇太さん(34)が、5日に道の駅なかさつないで開かれる「道の駅フェア2025」で、長崎県佐世保市のご当地グルメ「オリジナル佐世保バーガー」を販売する。隊員時代に5年間を過ごした佐世保の味を再現し、当日は50食限定で提供する。(大健太郎)
小林さんは1990年中札内村生まれ。中札内小、中札内中、海上自衛隊第一術科学校生徒部(広島県江田島市)を経て防衛大に進学し、2006年に海自に入隊。17年間の隊員生活のうち5年間を佐世保市で過ごし、在職中は護衛艦に乗務した。
その後、家業の開拓村を継ぐため22年11月に退職し、しばらく長崎県内で過ごした後、23年4月に十勝に戻った。士幌町の道の駅ピア21しほろ内のレストラン「にじいろ食堂」でホールスタッフとして働いた後、今年2月に中札内に戻り、店を切り盛りする。
妻玲子さん(32)とは、佐世保勤務時代に友人の紹介で知り合い、23年に結婚した。長崎で美しい自然と異国情緒あふれる生活を満喫した夫妻にとって、佐世保バーガーはデートの時に2人でよく食べた思い出グルメという。
佐世保バーガーは特大サイズで、甘いマヨネーズが入っているのが特徴。同フェアで販売するバーガーは、材料に「手作りパンの店むぎの穂」(帯広)のバンズを使用。手作りのベーコンとパティ2枚、低温調理したタマネギを挟み、トマトベースの特製ソースと甘めに仕上げたマヨネーズソースを合わせる。当日はビーフシチュー(500円)や、いももち串(350円)なども販売し、佐世保バーガー購入者には開拓村で使えるドリンク券(400円)をプレゼントする。
小林さんは「長崎の食文化を多くの人に知ってもらいたい」、玲子さんは「佐世保のハンバーガーは忘れられない味。皆さんに食べてもらえたらうれしい」と話している。問い合わせは開拓村(0155・67・2223)へ。
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