新曲はオール十勝 さくらまやさん、管内在住作曲家とコラボの新曲
帯広出身の歌手さくらまやさん(27)が新曲「暁無双」「ハル」を発表した。十勝在住の作曲家chammy(ちゃみー)さんが作曲し、さくらさん自身が作詞。歌詞に十勝の風景を盛り込み、レコーディング、CDのジャケット撮影を市内で行うなど、地元・十勝で楽曲を作り上げた。23日に帯広競馬場で行われるイベントで初披露する。
さくらさんが十勝の作曲家から楽曲提供を受けるのは初めて。chammyさんはVチューバーへ曲の提供などをしている作曲家で、現代的なポップスやアニメソングの作曲を得意としている。chammyさんと親交のある関係者からの紹介で、楽曲制作を依頼することになった。制作は4月から開始。「せっかくならすべて地元の十勝で作りたい」と、7月にとかちプラザでレコーディングの後、十勝川の河川敷でCDジャケットを撮影した。
新曲のうち「暁無双」は勢いのある楽曲で、さくらさんによると「新しいことへの挑戦や一歩を踏み出す人の背中を押すような歌」。「ハル」は「親子愛や普遍の愛について歌った。大切な家族を思い浮かべて聞いてほしい」とし、「強い風 桜の花が舞うなか」「緑匂いたつ あれは夏前の」など、歌詞に十勝の風景を盛り込んだ。
23日には帯広競馬場の「ガールズデイ2025」のステージで、新曲を披露する予定。ステージは正午からと午後6時10分からの2回。さくらさんは「オリジナル曲を十勝で作れてうれしい。ぜひ十勝の皆さんに愛される曲になれば」と話している。
楽曲は8月中にもCD化し、初回限定版1000枚(ステッカー付き)を各地のステージで手売りする。(中島佑斗)