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eスポーツでシニア健康に 認知症予防や交流促進に期待 上士幌

リズムゲームを通してeスポーツを体験する参加者

 【上士幌】上士幌町は、高齢者の認知症予防や健康づくりの一環で、毎週水曜日に町内のふれあいプラザ研修室でeスポーツの体験会を開催している。町保健福祉課は「高齢者に新たな楽しみを見つけてもらうだけでなく、同世代や地域の人たちとの交流拡大にも期待したい」としている。(大健太郎)

 画面から情報を得て、脳で考え、手指を動かすテレビゲームは近年、子どもの教育現場をはじめ、脳の訓練や指先の運動として高齢者の認知症予防にも活用されている。

 町は2022年3月に体験会を試行的に開催。好評だったことから、NTT東日本グループの「NTTe-Sports」(東京)が協力を得て、同年7月から本格実施している。体験会は65歳以上が対象で、参加者数は23年度692人、24年度710人と徐々に増えている。

 体験会では、曲のリズムに合わせてバチで太鼓をたたき、得点を競うゲームを導入。たたくタイミングを目で追いながら頭も体も使うことから、参加者からは「みんなで交流できて楽しい」「一喜一憂できる」との声が聞かれる。

 町保健福祉課介護支援担当の池田優主査は「家に閉じこもりがちの高齢者の外出機会を増やし、コミュニケーションの場になることで、介護予防につながる」と期待する。

 体験会は毎週水曜午前9時半~同10時半、午前10時40分~同11時40分の2クラス。参加費は月額500円。問い合わせは町地域包括支援センター(01564・2・5555)へ。

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