浦幌、池田の一部地域でマイマイガ発生
【浦幌・池田】浦幌町と池田町の一部地域でマイマイガが発生し、住民らが駆除に追われている。両町では発生範囲の拡大を警戒している。
浦幌町の駅前通では17日午前、建物の外壁に無数のマイマイガが付着していた。町商工会が入るコスミックホールの壁にも多くが張り付き、マスクをした職員がハエたたきなどを使って駆除に当たった。
同商工会によると、今週から成虫の姿を目にするようになり、16日夜には無数のマイマイガが防犯灯の周囲を舞っていた。同地区では昨夏にも大量発生しており、同商工会の石橋憲幸事務局長は「昨年は数日で収まった。夏祭りがある8月15日までに収まるといいが…」と話す。
マイマイガはLED灯には寄ってこないとされるが、帯広建設管理部浦幌出張所が管理する駅前通の防犯灯はLED化されておらず、同出張所は17日から9月末までの消灯を決めた。町は同日付で、ホームページで駆除・除去の協力について呼び掛けた。
池田町の池田保育園では16日朝、壁や柱に大量のマイマイガが付着し、職員が高圧洗浄機で駆除。17日には数匹しか見られなかったという。
町には町内の別の地域での目撃情報も寄せられており、「卵塊の駆除方法についての周知を検討したい」(町民課)としている。(澤村真理子)
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