福原「おはぎ」開発 道産もち米100%新発売へ
食品スーパーのフクハラなどを展開する「福原」(帯広市)は、新総菜として「おはぎ」を開発した。「現代の名工」の料理人が監修した。「道産もち米100%など地場の食材をふんだんに使い、手間をかけて仕上げた自信作」とPRしている。7月1日から全店で販売する。(佐藤いづみ)
地場食材こだわり
同社は「福を届けるプロジェクト」として、地場食材を使った良質でこだわりの商品を、自社や企業連携などを通じて開発し、販売している。
おはぎはメーカーから仕入れて販売してきたが、「地場産の原材料で作れる品」とし、昨年から開発を進めてきた。高級料亭「なだ万」の元総料理長で、2018年に現代の名工として厚生労働大臣表彰を受けた大嶋高幸氏(東京在住)が監修した。
道産もち米100%、十勝産小豆使用などが特徴。製造は自社工場で行い、仕上げ(包あん)を店舗で行う。1個150円。
中島力ゼネラルマネジャーは「通常の総菜で販売されているおはぎは、うるち米を配合するケースが多い。もち米をせいろで蒸すことで粒立ちがよく甘みがあって濃厚、ふっくら、さらりとした食感を実現した。あんも二度炊きして時間をかけた」と話している。
きなこ、黒ごまなどの新商品も販売する考え。あんなどのキット商品も販売予定。