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寝てもOKなクラシック演奏会いかが? アイマスク配布、拍手も不要

来場を呼び掛ける(左から)坂本副館長補佐、左藤さん、向田さん

 クラシック音楽を気軽に楽しんでもらおうと、「寝ながらクラシック」と題したユニークな演奏会が24日午後2時から、帯広市内のとかちプラザ・レインボーホールで開かれる。来場者には「使い捨てアイマスク」も配られる。同プラザの坂本真理子副館長補佐(40)は「仕事、家庭、学校など日々の疲れがあると思う。アイマスクがあることで『本当に寝てもいいんだ』と感じてもらい、疲れを癒やしてもらいたい」とPRしている。(菊地正人)

 同プラザ指定管理者のオカモト主催。「クラシック演奏会に足を運ばない客層にも来てもらうには」と検討し企画した。「寝てはいけない」と思われがちなクラシックコンサートを、逆転の発想で「寝ても良いコンサート」とした。

 音更町出身のマリンバ奏者左藤優さん(37)が出演する。柔らかくぬくもりのあるマリンバの音色が睡眠に適していると考え依頼。開演時間を昼食後の眠たくなる時間帯に設定し、寝過ぎないように1時間(10曲)程度の演奏を予定している。曲間の拍手も不要だ。

 左藤さんは、クラシックコンサートには“とっつきにくさ”があるとし、「音楽をどう楽しむかは人それぞれ。本来のクラシックコンサートもこのくらい自由であって良い」と笑顔で語る。「『必ず演奏を見て聴いてください』とは言わない。BGMとしてリラックスして聴けるよう、あまり気を張らずに演奏したい」と話している。

 心配は心地よすぎて「いびき」が響いてしまうこと。「あまりに大きい場合は、スタッフが声を掛ける場合もある」(同プラザ)という。当日会場スタッフを担当する向田友里佳さん(38)は「私だけ気を抜かずに会場にいるので、ぜひこれを機にリラックスしてクラシックに挑戦してもらいたい」と呼び掛けている。

 事前予約制で全席自由。定員は200人(先着)。入場料は1000円、中学生以下500円。午後1時半開場。予約は専用フォームから。問い合わせはとかちプラザ(0155・22・7890)へ。

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