清水町御影に米粉シフォンケーキ店 十勝産野菜使用、店主自ら食材調達
【清水】十勝産の野菜を中心に、自家製野菜パウダーを使った米粉シフォンケーキを提供する「和輪-ココノワ」(清水町御影東6ノ5)がオープンした。甘さを抑えた素朴な味わいと十勝産食材にこだわったテークアウト専門店。店主の佐藤淑江さん(54)は「野菜が嫌いな子どもでも食べやすい。ぜひ一度味わってほしい」と来店を呼び掛けている。
佐藤さんは富良野市出身。2023年ごろに病気で体調を崩したことがきっかけで、自分のペースで働ける自営業に興味を持った。十勝の新鮮な食材を使い、得意だったお菓子作りの技術を生かそうと昨年4月から準備。自宅に調理器具をそろえて試作を重ねた。
シフォンケーキは、米粉を使用することでもっちり食感に仕上げている。パウダーにする野菜は町内の農家や軽トラ市を訪れ、自ら品定め。自宅で乾燥させて粉末状にし、米粉と混ぜてふっくら焼き上げる。
ニンジンやピーマン、ブロッコリーなど10種類以上で、日替わりで5~6種類を用意する。オープンを記念して4月限定でミニサイズのシフォンケーキを全品100円で販売。5月以降は直径10センチホールサイズも提供する予定という。
店は構えず、自宅玄関でテークアウトのみの販売とする。佐藤さんは「手間暇と愛情をかけて焼き上げている。気軽に訪れてほしい」と話している。
営業時間は午前10時半~午後3時。4月は火曜、金曜の営業で、開店情報などはインスタグラムで発信している。(小野寺俊之介)
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