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帯広厚生病院、JAかわにしの「大豆ミート」使用の入院食提供

入院食で提供された「十勝産大豆ミートのミートグラタン」

 帯広厚生病院(佐澤陽院長)で17日、入院食にJA帯広かわにしの大豆ミートを使用した食事が提供された。同JAは、高たんぱくで食物繊維も豊富な大豆ミートを、病院や福祉施設などで広めていきたい考えだ。

 大豆ミートは、近年生産量が増えている大豆の消費拡大を目的として、2023年に開発。コメをはじめとした食材の高騰が続く中、栄養源として価値を広めていこうと、総菜商品に加工するなどして販促に力を入れている。

 搾油なしの独自製法で「畑の肉」と呼ばれる大豆本来の栄養価を保ったまま加工しており、100グラムあたり400キロカロリー。「少量でもしっかり栄養を取れるのが特徴」(郡谷純農産部長)。

 JA側から同病院に入院食の材料として提案したところ、年に5回ほど設けている「地産地消メニューの日」で採用された。

 献立は、同病院と給食業務を受託している日総が考案。加水処理した大豆ミートをひき肉の代わりに使用したミートグラタンを、夕食時に計291食提供した。

 栄養科の森多喜子科長は「良質な植物性たんぱく質が取れるし、調理の仕方もたくさんあって使い勝手が良い」とし、患者からの評判を踏まえ、今後の使用も検討したいとしている。(児玉未知佳)

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