毛ガニ大2匹1万5000円、海の幸求め長蛇の列 振興局で「うまいもん祭」
広尾、大樹、大津の3漁業協同組合が主催する「十勝海の幸うまいもん祭」が15日午前、帯広市内の十勝総合振興局で開かれた。大漁旗が掲げられたテントの前に、毛ガニやサケなど海の幸を求める人が集まり、浜のような活気にあふれた。
十勝の水産物の知名度向上を目的に、今年で24回目。開始時刻の午前9時前から、庁舎の端まで長蛇の列が延びて駐車場も多くが埋まったため、15分ほど前倒しして販売をスタート。浜ゆで毛ガニ(サイズ大2匹1万5000円)や煮タコ(750~3500円)、サケ飯ずし(500グラム2500円)など、3漁協の自慢の味覚が飛ぶように売れた。
帯広市の会社員大山球道さん(64)は、ハッカクやホッケ、シシャモなどが入った干し魚のセットを購入。会場の一角に設けられた発送コーナーに持って行き、「おいしそうなので、千葉県に住む娘夫婦に送る。来年は孫も連れて帰省してほしい気持ちも込めた」と笑顔だった。(吉原慧)
十勝の海の幸求め長蛇の列 振興局で「うまいもん祭」