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空の仕事に興味津々 帯北生ら体験搭乗

空の仕事について客室乗務員と会話する帯北高の生徒たち

 【千歳】日本航空大学校北海道(千歳市、梅澤忠弘学長)は8日、航空人材育成事業で協定を結ぶ帯広北高校(奥野淳一校長)など5校の生徒を対象に、チャーター便を利用した体験搭乗学習を行った。(安藤有紀)

 文部科学省が推進する「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の一環で、人材不足の課題を抱える航空業界への関心を高めてもらうのが狙い。同大学校と同校は2020年に協定を結び、出前授業や体験型授業を行っている。体験搭乗は昨年に続き2回目。

 チャーター便はエア・ドゥ(札幌)の協力で運航、同校から1~2年生の希望者77人が参加。グランドハンドリング(地上支援業務)などを学んだ後、チャーター機に乗り込み、新千歳空港発着で十勝や日高などの上空を約1時間飛行した。

 機内では、機長らが飛行高度や離陸・着陸の手順についてアナウンス。客室乗務員が業務内容を説明した。同校1年の吉川璃呂(りろ)さん(16)は「飛行機も空港も好きなので、進路の候補に航空業界があり、実際に見てみたいと思い参加した。説明を聞いて仕事内容を詳しく知ることができた」と話していた。

 梅澤学長は「働く人の様子や思いを知り、自分を投影しながら航空の仕事をイメージしてもらえれば」とした上で、「十勝はとても魅力的な地域。本校で学び帯広空港に就職する、客室乗務員になり十勝の良さを発信するなど、地域に貢献できる人材を育てたい」と語った。

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