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来春までの新装オープン目指す ヨーカドー跡

下りていくシャッターを名残惜しそうにスマホに納める来店客ら(6月30日午後7時20分ごろ、須貝拓也撮影)

 イトーヨーカドー帯広店閉店後の施設全体の利用について、関係者間では来春までのリニューアルオープンを目指しているもようだ。それに先立ち、食品スーパー・ダイイチ(帯広市、若園清社長)が1階の食品売り場を引き継いで、9月下旬にオープン予定であることを公表、ほかにも今秋営業再開を計画するテナントが複数ある。

 関係者によると、新規を含め、テナントとして出店する企業側と、土地・建物を所有する日本甜菜製糖(東京)側とが調整を進めているとみられる。

六花亭や宮文 再出店も続々
 ダイイチはイトーヨーカドー帯広店を運営するイトーヨーカ堂(東京)と資本関係にあり、帯広稲田店(仮称)として準備を進めている。「慣れ親しんだお客さまのため、なるべくヨーカドーの売り場のイメージは変えない方針」とする。

 ほかには六花亭(帯広市)や包丁の「宮文」(札幌市)、クリーニングのエンパイアー(同)も旧店舗と同様の場所での今秋営業再開を予定している。

 既存テナントのうち、7月以降も継続して営業するのは「ハート歯科クリニック」で、出入り口を限定して対応する。友栄(東京)が運営するゲームセンター「わいわいランド帯広店」や、コーヒー専科ヨシダ(帯広市)なども施設全体のオープンの際には再出店する考えだ。

 日甜は「早期の再オープンに向け、調整している」とコメントした。(佐藤いづみ、児玉未知佳)

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