ペッパー使ってプログラミング教室 帯広大正小6年生が挑戦
人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を使ってプログラミングを学ぶ授業が7日、帯広市内の大正小学校(田中善久校長、児童123人)で行われた。6年生19人が挑戦し、指示通りにペッパーが動くと歓声が上がった。
児童に論理的な思考力を身に付けてもらうことなどを目的に、総合的な学習の時間で実施した。講師は、道内各地の学校などで指導するICT(情報通信技術)支援員の小野勝彦さん(根室管内別海町)。同校では外部講師によるプログラミング授業は初めてで、同日は5年生も行い、4日は3、4年生も体験した。
6年生に向けて小野さんは、ペッパーを動かすプログラムを作るシステム「Robo Blocks」の操作方法を説明した。児童は各自のパソコンで会話や効果音、腕の動きなどを組み合わせてプログラムを作成。「ベーコン」「妹がかわいい」といった言葉や両手を握る動きをパソコンで入力・選択し、連動したペッパーが実際に動く様子を興味深そうに見ていた。
児童らはペッパーの頭などに搭載されたセンサーを使ったプログラミングにも挑戦。頭を触られたペッパーが「触らないでくださいよ」などの言葉を発すると、教室内に笑いが起き、楽しみながら学んだ。
笹渕花乃(かの)さん(12)は「去年算数でプログラミングをしたことはあったが、今回ロボットが正確にプログラムを読み取って動いている様子を見ることができた」とうれしそうに話していた。(菊地青葉)