元気に「鬼は外!」 市内幼稚園などで豆まき
3日の節分を前に帯広市内の幼稚園や保育園などで2日、豆まきが行われた。園児たちは歓声を上げながら豆を投げ、今年1年の健康や幸せを願った。
帯広幼稚園(早川一之園長、園児130人)では、園児が好きな絵を描いた紙の升と豆を持ち運動場に集合。鬼に扮(ふん)した保護者ら4人が登場すると、悲鳴を上げて逃げながらも、大豆を力いっぱい投げていた。年少の園児の中には、泣いたり教諭の後ろに隠れたりする子もいた。
鬼は「家でユーチューブばかり見ている子はいないか」と威嚇。園児たちは「いなーい」と返答し、鬼に向けて「はるよこい」を歌った。歌に満足した鬼はハイタッチを交わしながら会場を後にした。
年長の長内深琶(みわ)ちゃん(6)は「怖かったけど楽しかった」と話し、年中の射場結子ちゃん(5)は「心の中で『鬼は外』といって豆を投げた。家でもやるんだ」と満足げだった。(菊地青葉)