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管内初、高堂建設が女性活躍の職場「えるぼし」認定

「えるぼし」に認定された高堂建設の高堂社長(左から2人目)と女性社員。工事現場や現場サポート、事務など多くの場面で女性の活躍が進む

 高堂建設(帯広市、高堂匠美社長)は、女性の活躍推進への取り組みが優良な企業を示す「えるぼし」に認定された。十勝管内の企業の認定は初めて。道内ではこれまで札幌市の金融機関や医療法人を中心に認定されており、同社で30社目となる。(吉原慧)

 「えるぼし」は女性の活躍を推進するため、2016年に厚生労働省が始めた認証制度。

 同社は近年、女性の技術職員を積極的に雇用。多くの現場への男女別トイレの導入、未就学児の保育料の半額を会社負担、「2024年問題」を見据えた週休2日制などで労働環境を整備してきた。

 (1)採用時の競争倍率が男女で同程度であること(2)女性労働者の平均継続勤務年数が男性労働者の7割以上であること(3)時間外労働・休日労働の時間が45時間未満であること(4)管理職に占める女性の比率が産業の平均を上回ること(5)非正社員から正社員への転換など多様なキャリアコースを確保すること-の5項目のうち(2)以外の4項目を満たし、全3段階のうち「2段階目」として認定された。

 女性管理職の天野香総務課長(51)は「会社が保育料の補助や、保育園との提携で入園枠を確保したことで、育休後の職場復帰がしやすくなっている」と話す。高堂社長は「休日の確保や残業時間の減少、育児へのサポートなど、女性が働きやすい職場は男性社員にとっても働きやすい。今後もより働きやすい労働環境を整えたい」としている。

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