市民氷雪像製作開始 おびひろ氷まつり
「第61回おびひろ氷まつり」(26~28日)の市民氷雪像コンクール・開会式が20日、会場の緑ケ丘公園で行われ、市民参加による氷雪像造りが始まった。参加者は寒さの中、キャラクターや動物などそれぞれのテーマで制作に励んでいる。
今年は審査対象のコンクール部門に14団体、対象外の一般部門に3団体の計17団体が参加。開会式では、おびひろ氷まつり実行委員会の大宮美紀子委員長が「けがや事故無く、楽しみながらすてきな雪像を完成させてください」とあいさつ。式が終わると、スコップや電動ノコギリを手にした人らが早速、雪を削るなどして作業を進めていた。
一般部門に参加する帯広開発建設部は、職員有志とその家族ら14人ほどで「★開発の卵★ヘルメっち」のテーマで制作。地域振興対策室の田中邦彦さん(60)は、「来た人に開発も参加していることをアピールできたら」と意気込んだ。
また、コンクール部門に参加する十勝虎八会は、「氷まつりでもアレが欲しいトラッキー」を制作。プロ野球・阪神のファンで構成する同会の5~10人ほどで、昨季の優勝にちなんだ雪像を造るという。大川真司さん(41)は「昨年はコンクール部門で準優勝だった。今年こそ『アレ』を狙いたい」と話した。
制作期間は24日まで。審査は25日、表彰式は27日正午から行われ、まつり最終日の28日まで展示される。(菊地青葉)
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