350人が地域の発展願う 市新年交礼会
帯広市主催の新年交礼会が4日午前11時から、帯広市内のホテル日航ノースランド帯広で開かれた。十勝の政財界などから関係者約350人が出席。新年の幕開けを祝い、地域のさらなる発展を願った。
米沢則寿市長は年頭あいさつの冒頭、能登半島地震をはじめ災害、事故、火災などの被災者に見舞いの言葉を述べた。進化論を提唱したダーウィンの「最も強い者が生き残るわけではなく、最も賢い者が生き延びるわけでもない。唯一生き残ることができるのは、変化できる者である」との言葉を紹介。「環境の激変に直面している中では過去からの延長線上に生き残るための解はない。常に先を見据え、環境の変化への最良な適応策を考え、行動し続けることが私たち一人一人に求められている」と語った。
今年、帯広の森の造成開始から50年目の節目を迎えることに触れ、「先人が森づくりに込めた『未来の世代の幸せを願う』との思いをしっかりと受け継ぎ、多くの人たちの知恵と力を集め、全ての市民が夢や希望を持ち、幸せに暮らし続けられる地域社会の実現に取り組む」と決意を示した。
横山明美市議会議長のあいさつに続き、来賓の石川香織、中川郁子の両衆院議員のほか、清水拓也、村田光成、鈴木仁志の帯広市選出3道議を代表して清水道議が祝辞を述べた。JA帯広大正の森和裕組合長の発声で牛乳で乾杯し、帯広商工会議所の野村文吾副会頭が締めた。(津田恭平)