五輪ラグビー日本代表の桑井さん 「仲間大切に」 故郷の幕別で体育授業
【幕別】2016年リオデジャネイロ五輪女子7人制ラグビー日本代表で、昨年、同競技のレフェリーに転向した幕別町応援大使の桑井亜乃さんは6日、母校の幕別中学校(橋本靖宏校長、生徒83人)で体育の授業の講師を務めた。
授業は町出身のオリンピアンが町内の学校を訪問し、生徒と交流することでスポーツへの興味・関心を深めることを目的にした「アスリートと創るオリンピアンの町創生事業」の一環。この日は同校1、2年の約50人が授業に参加し、タグラグビーを体験した。
桑井さんは授業に先立ち、「タグラグビーは仲間を大切にするスポーツなので、仲間を大切にしっかりコミュニケーションを取って、全力で取り組んで」とあいさつ。タグを使った鬼ごっこやパス回しの練習をした後、ゲーム形式でタグラグビーを体験した。
同校2年の齋藤來斗さん(14)は「タグラグビーをするのは初めてで、ルールは複雑だったけど、桑井さんの説明が分かりやすかった。パス回しも鬼ごっこも楽しくて、仲間を大切にするラグビーもいいなと思った」と話していた。(松崎篤嗣)