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芽室高校のダンス部「エムポップ」が創部 楽しく踊る青春の部活動

6月に発足した芽室高校ダンス部「エムポップ」。前列右から三谷さん、姉崎さん、加藤さん、新井さん

 【芽室】芽室高校(俵英生校長、生徒436人)に6月発足した「ダンス部」が精力的に活動している。愛称は「Mpop(エムポップ)」。部員15人は大好きなダンスを通じて、充実した高校生活を過ごしている。(近藤周)

 生徒数が減り、新たな部活動の立ち上げが難しい中で、「意欲ある生徒たちを応援したい」と小林郁美教諭(52)、野崎貴裕教諭(48)が顧問となり、正式に部活として発足した。同校で新たな部活が発足するのは、2012年度のスケート部以来約10年ぶり。

 創部のきっかけをつくったのは、2年生の加藤朱晴(すばる)さん(16)、姉崎芽依さん(17)、新井怜さん(17)、三谷香子さん(16)の4人。加藤さん、姉崎さんはダンス経験者、新井さん、三谷さんはダンスが趣味だった。4人は昨年秋ごろからダンス部の創設を教師に打診し、活動を始めたという。

 4人は、7月の学校祭でステージを披露するなどしてダンス部の活動を周知。興味を持った1年生11人が新たに入部した。大所帯となった同部は7、8月と町内のイベントに続けて参加し、地域住民との交流もできた。

 新しい部活のため、現在は練習場所の確保が課題。少し狭いが被服室で練習を重ねる。ダンス練習には必須とも言える鏡もない中で、タブレットなどで動画を撮りながら、入念に振り付けを確認している。

 部長の加藤さんは、同校の部活動加入率が年々減少していることにも触れ、「ダンスで高校生活という青春をみんなで楽しめたら」と語る。1年生はほとんどが初心者だが「ダンスのクオリティーよりも楽しく踊ることがモットー。今後もさまざまなイベントに参加し、エムポップを有名にしていきたい」と意気込んでいる。(近藤周)

関連写真

  • 鏡のない練習場署でも動画で撮影するなど工夫して練習をするエムポップ

    鏡のない練習場署でも動画で撮影するなど工夫して練習をするエムポップ

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