スカイアース選手が筋トレ支えます! 大けが経験の青木さんがインストラクターに
帯広りはびり(小川尚平社長)が運営する「うごけるスタジオ」(帯広市南の森東1)は、姿勢を改善しながら筋肉を鍛える「マシン・ピラティス」の専用機器を導入した。社会人サッカーチーム・北海道十勝スカイアースの青木瑠唯(るい)選手(27)がインストラクターとして指導。膝のけがで苦しんだ経験も生かし、効率的なトレーニングを提供している。(松岡秀宜)
マシン・ピラティスは、美容や姿勢改善に加え、リハビリの一環として、アスリートの利用も多い。帯広出身の青木さんは、札幌大谷高時代にサッカーの全国高校選手権大会に出場するなど活躍し、玉川大を卒業。東京の社会人チームを経て2020年、帯広に戻ってスカイアースに入った。
しかし、同年10月に練習中に左ひざを負傷。膝蓋(しつがい)骨脱臼や靱帯(じんたい)断裂など選手生命を脅かす大けがに見舞われた中で、海外のトップアスリートが取り入れているマシン・ピラティスの存在も知った。懸命なリハビリに取り組み、選手として復帰を果たした。
自身の経験から青木選手は「(左足をかばう)姿勢のゆがみがなくなり、身体の変化や動きが良くなった事を実感した」。その後、関係する資格を取得し、現在はチームに所属する傍ら、同スタジオのスタッフとして、トレーニングをアドバイスする。
今春に導入したのは「リフォーマー」と呼ばれる機器。身体の姿勢や動きをサポートしながら、筋肉を鍛える運動ができる。500種以上の運動が可能なバリエーションの豊富さを生かしながら、より細かな動きによって、特定の部位を集中的に鍛えられる。
既に「身体を鍛えたい」とする20~50代に加え、出産後の女性やデイサービス利用者も活用しており、青木選手は「老若男女を問わず、効果的に運動ができる」と語る。
料金は初回3000円、2回目以降4000円(いずれも一回30分)。トレーニング時間は、青木選手のスケジュールに合わせた対応(主に正午前後)。
問い合わせなどは同スタジオ(0155・66・8777)へ。