決意胸に社会人へ一歩 帯広信用金庫、JA帯広かわにし
新年度に入り、十勝管内の多くの企業などでは3日までに入社式が行われた。式の様子や会社トップが新入社員に贈った訓示を紹介する。(佐藤いづみ、安田義教、完戸雅美)
池さん、木村さん宣誓文読み上げ
帯広信用金庫
帯広信用金庫(高橋常夫理事長)は3日、市内の本店第2ビル内で、真新しい制服に身を包んだ新入庫員20人を迎えた。
高橋理事長が「創業107年、当金庫は徹底した十勝主義を掲げる。金庫章にある3本の線は地域、企業、従業員への愛を表現。知識や技能を身に付け、お客さまに寄り添い、各課題解決への伴走型支援ができる金融人に成長してほしい」と述べた。新入庫員を代表し、池拓哉さん(22)=木野支店=と木村愛実さん(22)=つつじが丘支店=が宣誓文を読み上げた。新入職員は辞令交付や記念撮影時にはマスクを外して臨んだ。
帯広信用金庫 入庫式
「組合員支えて」入所6人を歓迎
JA帯広かわにし
JA帯広かわにし(有塚利宣組合長)は1日、同JA本所で新入職員入所式を開催。新たにJA職員となった6人が辞令を受け、役職員の前であいさつした。
3月に高校や大学を卒業した6人が入所。有塚組合長が「農協は組合員が主人公」との基本や同JAの宇宙食の取り組みなどを紹介しながら、「組合員が夢や理想を持ち、困難を乗り越えるために支えるのが私たちの役割。皆さんを家族のように迎えたい」と歓迎した。
役職員約80人を前に一人一人が抱負を話した。釧路公立大学を卒業して入所した伊東雅弥さん(22)=音更町出身=は、「一日も早く戦力になりたい」と語り、他の職員も「主体的に動ける人間になりたい」「早く仕事を覚えたい」などと決意を語った。