グランピング施設が27日オープン 帯広リゾートホテル敷地内に新設
【音更】音更町内にある帯広リゾートホテル(東和西3線71、宮森一樹社長)の敷地内にグランピング施設が27日にオープンする予定。宮森社長(38)は「音更の豊かな自然の中でグランピングを楽しんで」と話している。
グランピング施設は、同ホテル敷地の西側一角の空き地(約1200平方メートル)に建設中で、企業から投資を募ってグランピング施設を運営する「そととまり」(東京)が手掛ける。総工費は約8000万円で、同社が運営する。
1区画には、一度に大人4人が泊まれる広さの宿泊棟(約30平方メートル)、大人4人で入れるたるを横にしたロウリュを楽しめるサウナ室(4月中旬までに利用開始)、シャワーとトイレと洗面台を設置したシャワールーム、屋根付きのバーベキューハウスもある。計4区画を整備する予定で、Wi-Fi(ワイファイ)も利用できる。
宿泊棟は直径6メートル、天井高3・5メートルのドーム型。シングルベッド4台を配置。西側は4分の1ほどがガラス張りの造りとなっている。宮森社長は「ベッドに横になりながら大自然の息吹を感じてほしい」と話す。バスルームはないが、隣接する同ホテルの大浴場を利用できる。
同ホテルは1984年に創業。オープン前の地質調査でモール温泉が確認され、掘削後に開業。当時は十勝初の天然ラジウム岩盤浴も導入し話題を集めた。地上3階建て、客室数は和室34室。源泉掛け流しのモール温泉を楽しめる男女別の大浴場を備えている。
グランピング施設の利用料金は素泊まり1人2万5000円。オプションに同ホテルが用意するバーベキューや朝食、大浴場の利用などがある。予約は現在準備中のインターネットの専用サイトでのみ受け付ける。問い合わせは同ホテル(0155・42・2220)へ。(内形勝也)